自転車 / 輪行用の工具
2023/1/9 
 輪行用の工具といっても、空気入れ、チェーンオイル、チューブ交換部品、ペンチ、マルチツール 自転車工具セットぐらいです。あとは、必要があれば旅先で買えば良いと思います。


 私の買った「ルノー LIGHT10 BK」には、どういうわけか極端に短い英式チューブバルブが付いていました。パンクした時に備えて購入した予備チューブと比べてもかなり短いです。

 空気入れは、パナレーサーの据え置き型と携帯型のものと、足踏み携帯型のもの、併せて3つ持っています。携帯型はコンパクトですが、うまく力が加わらないので、あくまで臨時のものと考えた方が良いと思います。

 パナレーサーの空気入れは、英式、仏式、米式対応です。空気の注入部(青線部分)は、口径の広い米式バルブ対応となっています。英式バルブにはアダプター(赤線部分)を装着して使います。仏式バルブにはアダプター(緑線部分)を、バルブ側に装着して使います。なお、仏式バルブはロードバイク向け、米式バルブはマウンテンバイク向けのもので、日本では英式バルブがもっとも普及しています。

 ところで、前述のように「ルノー LIGHT10 BK」付属のタイヤの英式チューブバルブは極端に短いです。そのため、英式バルブ用アダプターの洗濯ばさみのような部品がうまくはまりません。そこで、仏式バルブ用アダプターをバルブに装着すると、うまくはまり空気を入れることができました。ということは、英式バルブ用アダプターは要らないのではないかという気もします。

 足踏み携帯型空気入れの場合は、注入口は英式用と仏式用の兼用となっています。


 自転車の種類と普及率は次のようになっています(普段使う自転車、1位は「ママチャリ」、2位は? 「乗れるけど日常的に使用しない」が半数)。シティサイクルと呼ばれる普通の自転車が圧倒的に多いです。電動アシスト自転車と折りたたみ自転車は、基本的には、シティサイクルに機能を追加したものです。

 用途は、買い物や通勤・通学など実用的なものが多く、本格的な競技に使うのはごく種数です。

 自転車の種類を、大まかに分類すると次のようになります。
 ロードバイクとマウンテンバイクは、競技用の自転車です。
 ロードバイクは、舗装道路での長距離走のタイムレースで使う自転車です。この競技は、ヨーロッパで盛んでツールドフランスが有名です。速度を重視し、極限まで車体を軽くし、空気抵抗を避けるためドロップハンドルで姿勢を低くします。タイヤは細く、パンパンに空気を入れられるようにバルブは仏式です。
 マウンテンバイクは、オフロードでの競技で使う自転車です。これは、アメリカ発祥の比較的新しい競技です。この自転車は、速度より操作性や安定性が重視され、フラットハンドルでタイヤは、かなり太目です。バルブは米式で、空気圧はかなり低めです。
 クロスバイクとシティーサイクルは、街乗り用の一般的自転車で区別はあいまいです。乗り心地重視のため、タイヤはやや太め、バルブは英式でハンドルはフラットです。シティーサイクルは、買い物に便利なようにかごが付いていて、セミアップハンドルのものもあります。クロスバイクはスポーティーでかごは付いていません。細いタイヤに仏式バルブのものもあります。
  用途  タイヤ  バルブ  ハンドル 
ロードバイク スピードレース  細  仏式  ドロップ 
マウンテンバイク  オフロード  太  米式  フラット 
クロスバイク  サイクリング  細・中間  仏式・英式  フラット 
シティーサイクル  買い物  中間  英式  フラット・セミアップ 
 自転車の空気入れは、英・米・仏式すべてに対応するものが多いですが、普通のシティサイクルに乗っているなら、英式専用のブリヂストンスマートポンプで十分だと思います。余計なアダプターがあるとかえって使いにくいです。空気圧のケージは付いていませんが、そもそも英式バルブの場合は空気圧は測れません。指でタイヤを押して、空気の入り具合を確かめれば用は足ります。
 チューブの交換は、タイヤレバーと予備のチューブ、空気入れがあればできます。

 ペダルレンチ(折りたたみ自転車、参照)があれば、簡単に車輪を外すことができます。

 具体的な手順は次の通りです(panaracer英式バルブチューブのタイヤ交換について)。空気を抜いてしまえば、タイヤは簡単に外れます。