那覇新都心
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おもろまち
ゆいレール・おもろまち駅から北西に伸びる那覇中環状線沿いに、T ギャラリア 沖縄 by DFS、サンエー 那覇メインプレイス、沖縄県立博物館・美術館、コープあっぷるタウン、天久りうぼう楽市が並んでいます。 各施設の開業日は次のようになっています(全国ショッピングモール検索サイト、博物館の沿革)。
おもろまちは新都心の一部 「那覇新都心=おもろまち」のイメージがありますが、那覇新都心開発整備事業の対象地区は、「天久(あめく)、銘苅(めかる)、安謝(あじゃ)、上之屋(うえのや)、おもろまち」ですから(事業の概要|UR都市機構)、おもろまちは新都心の一部ということになります。 次の行政地図(みんなの行政地図)の桃色で囲んだ辺りが那覇新都心です。茶色で囲んだ辺りが国際通り周辺の旧都心、オレンジ色で囲んだ辺りが首里地区、黄緑色で囲んだ辺りが那覇地区です。1879年の琉球処分以降、市の中心部は、首里→那覇→国際通り→新都心へと移っています。 新都心の各地区は、次の図(那覇新都心地区計画)が示すように、新都心南北線、新都心西通り線、新都心東通り線、那覇中環状線といった幹線道路で区分されているようです。おもろまち地区には、商業・業務施設や高層住宅が集中していますから、新都心の中心部といえそうです。なお、「おもろまち」というのは、公募によって決められた新しい地名だそうです(アメリカ軍接収地に新しくまちを作った「那覇新都心」―那覇の未来へむけたまちづくり:第1回)。 米軍住宅基地の街路は一変 この地区は、米軍が軍人の住宅基地として使用していましたが、1972年の本土復帰以来、返還交渉が続けられ、1987年にようやく全面返還されました。返還後の利用状況は次のようになっています。
返還から間もない1992年の様子です。米軍の住宅は撤去されています。 2005年の新都心の様子です。那覇新都心開発整備事業により道路が付け替えられ街路は一変しています。区画整理が必要となり、地権者の合意を得るのにかなりの時間がかかったものと思われます。 商業施設の土地の所有関係は次のようになっています(那覇軍港地権者等課題研究等調査 報告書)。天久りうぼう楽市は用地を買い取ったようです。T ギャラリア 沖縄 by DFS、サンエー 那覇メインプレイス、コープあっぷるタウンは借地となっています。 地権者が多数に及ぶため、開発期成会が当事者となって土地賃貸契約を結んだようです。 |